マンションや一人暮らしの賃貸が増えた中、お隣さんの顔を知らずに生活している方も多いと思われますが、ご近所づきあいがある地域とそうでない地域では、犯罪の発生件数が違ってくるのです。空き巣犯が犯行を諦めた理由の中には、近所の人に声をかけられた、じろじろ見られたといった理由があり、人の目を気にする犯人にとっては地域のコミュニティ力が強いと狙いにくくなります。まずは自分が不審な人を見かけたら挨拶をするよう心掛け、近所の人の顔も覚えておくことが大事です。
また、挨拶以外にも地域の生活環境によって犯人を遠ざける事が可能です。まずはゴミ出しなどのルールが守られていない、自転車が放置されている、落書きが多いなど住人の地域に対する意識が低い場所は隙が多く狙われやすくなります。きれいな環境・町をきれいにする意識があれば、治安のよいコミュニティの強い町となり自然と犯罪が減る事でしょう。
夜間は特に子供が出歩いていると危険な目にあう可能性もあり、大人でも女性はあまり出歩かない方が良いでしょう。現在は子供が夜遅くに町を出歩く姿はあまり見られませんが、一方で街頭窃盗の加害者の8割は少年という結果も出ています。子供を被害者にさせない、加害者にさせないためにも、大人が努力し子供への気配り・目配りをしていくことが必要になります。